楽しみですね イーサリアムを支えるPOA Network(ポアネットワーク)

楽しみですね イーサリアムを支えるPOA Network(ポアネットワーク)

よこのじ(@yokonoji_work)です。

POA Network(ポアネットワーク)(旧Oracles Network)をご存知ですか?ICOのプレセールでたった58秒で売れ切れとなった、期待されている暗号資産(仮想通貨)です。

POA Network(ポアネットワーク)はEthereum(イーサリアム)のサイドチェーンで、PoA(Proof of Authority:権限の証明)というコンセンサスアルゴリズムを用いてEthereum(イーサリアム)のスケーリング問題を解決します。

Ethereum(イーサリアム)と競合するものではなく、サポートしながら共に発展していくプロジェクトですので、Ethereum(イーサリアム)の需要を考えれば順調に成長していくのかもしれません。

POA Network(ポアネットワーク)とは?

POA Network公式:https://poa.network/
ホワイトペーパー:https://github.com/poanetwork/wiki/wiki/POA-Network-Whitepaper

  • コンセンサスアルゴリズム:PoA(Proof of Authority:権限の証明)
  • 発行上限枚数:252,460,800 POA
  • ブロックチェーン起動:2017年12月15日
  • プレセール開始日時:11月17日午前9時(PST)
  • ICO調達額:41,176 ETH(当時のレートで13,711,608ドル)
  • ICO価格:1POA=0.000233 ETH(当時1ETH=333ドル、1POA=0.77ドル)
  • 初上場:Binance 2018年2月28日

参考:Frequently Asked Questions

Ethereum(イーサリアム)はCryptoKittiesによるトランザクション詰まりなど、スケーリングの問題に直面しており、今後Dappが増えることでさらに影響が表面化すると言われています。

POA Network(ポアネットワーク)はイーサリアムのスケーリング問題を解決するために、PoA(Proof of Authority:権限の証明)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。後に説明しますが、PoA(Proof of Authority)はスピード、セキュリティ、低コストを実現します。

POAガバナンスの比較

参考:How POA Governance Compares

POA Network(ポアネットワーク)はイーサリアムベースで開発されており、Ethereum(イーサリアム)と完全な互換を持つネットワークですので、Ethereum(イーサリアム)上で動作するDAppsをPOA Network(ポアネットワーク)上に移管して動作させることが可能です。

このように、POA Network(ポアネットワーク)はEthereum(イーサリアム)のサイドチェーンとして機能することで、Ethereum(イーサリアム)のスケーリング問題を解決します。

権限の証明 PoA(Proof of Authority)

POA Network(ポアネットワーク)のコンセンサスアルゴリズムは、Proof of Authority:権限の証明です。PoWでもPoSでもありません。

参考:What is POA

Proof-of-Authority

PoA(Proof of Authority)とは、バリデーターと呼ばれる特定の人のみが検証作業を行う仕組みです。PoWのようにノードを世界中に分散させるものではないので、5秒という早いブロック生成時間を実現できます。(イーサリアムは15秒)

特定の人のみが検証を行えるため、中央集権的であることは間違いありません。ただし、バリデーターはライセンスを持ち、本名や住所、検証履歴を公開しています。よって、不正を行えば実世界での信用も失うことになりますし、PoSとは違い不正によりライセンスを失えば二度と検証作業に復帰できません。このような仕組みですので、責任を持って検証が行われ一定水準のセキュリティを保っていると言えます。

セキュリティ向上のために、今後バリデーターを25人まで増やすことが予定されています。バリデーターの一覧はValidators Appで確認できます。

validators

このように、バリデーターという制度を用いることでPoWとPoSのデメリットの部分をうまく低減させています。DAppsが必要とするスピードやセキュリティレベルを勘案して、どのコンセンサスアルゴリズムを選択するのか?PoA(Proof of Authority)はその選択肢のひとつになるはずです。

ブロック生成が早くトランザクション詰まりを起こしにくいので、POA Network(ポアネットワーク)はトランザクション手数料を低く抑えられます(低コストなネットワーク)。

また、スピードがあり、一定水準のセキュリティもあると認められると、Ethereum(イーサリアム)からPOA Network(ポアネットワーク)に移るDAppsも出てきそうです。これにより、Ethereum(イーサリアム)はスピードやコストの問題を解消できるということになります。

スマートコントラクトプラットフォームとして、Ethereum(イーサリアム)は揺るぎないポジションを確立しようとしています。そのEthereum(イーサリアム)と共存していく、POA Network(ポアネットワーク)の役割は大きなものになることでしょう。