リンクビルディング SEOに効果的な被リンクを増やす方法(2019年)

よこのじ(@yokonoji_work)です。

この記事は、被リンク(バックリンク)を獲得したい人のためのものです。

検索結果で1位に表示されるための、”SEOに効果的な”被リンクを増やす方法(リンクビルディング)を紹介しています。「被リンクとSEO」に関する基礎から被リンクを獲得するための具体的な手法を知ることができますので、じっくりと読んでみてください。

被リンクが多いことは質の高いコンテンツと認められている証ですので、SEO対策において被リンクを増やすことは重要です。

今回は、世界的に有名なSEOの専門家Brian Dean氏のブログ「Backlinko」より、次のコンテンツを参考にしながら、SEO対策のために被リンクを増やす方法(リンクビルディング)を学びましょう。

目次

1章 リンクビルディングの基礎

Google検索結果の上位に表示させるために、被リンクを増やすことは重要です。Googleの評価項目は200を超えると考えられていますが、そのうち被リンクはトップ3に数えられる要素だからです。

なぜ被リンクがそれほど重要なのか考えてみます。

過去の検索エンジンが行っていた評価は、単にWebページのコンテンツのみを対象にしたものでした。そのため、ただキーワードを繰り返し使用すれば検索結果への上位表示が可能でした。

しかし、GoogleはPageRankというアルゴリズムで、ページにリンクしている数や質も分析に含めました。

PageRankは、ページへのリンクの数と質を数えて、Webサイトの重要性を概算します。基本的な前提は、より重要なWebサイトは他のWebサイトからより多くのリンクを受け取る可能性が高いということです。

PageRank – Wikipedia

被リンクがないサイトでも上位表示させることは可能ですが、Googleのジョン・ミューラーの発言にあるように競争が激しいキーワードの場合には被リンクがないとほぼ不可能です。

質問:素晴らしいサイトだが、被リンクがないページの上位表示は可能ですか?

ジョン・ミューラー:

Googleは200以上の要素を使うので、理論的には可能です。しかし、被リンクがないページは、どのようなテーマと合致するのか理解が難しいので、競合サイトがいる場合にはとても難しいでしょう。

English Google Webmaster Central office-hours hangout(38:55~)

そして、単にリンクが多ければ良いということではありません。重要なのは、多くのドメインからリンクを取得することです。

こちらのグラフは、縦軸:ドメイン数/横軸:検索順位を表しています。この結果から、より多くのドメインから被リンクを取得しているほど、検索結果の上位に表示される傾向にあることがわかります。

ドメインの数と検索順位

We Analyzed 1 Million Google Search Results. Here’s What We Learned About SEO

また、ページ単位で被リンクを増やして評価を受けることは、ドメイン自体の評価が高まることにもつながります。

Googleにはドメインオーソリティのようなドメイン自体を評価する方法はないとジョン・ミューラーやゲイリー・イリェーシュが発言しています。

しかし、「ドメインオーソリティ」と「検索キーワードの数」の関係を調査した結果によると、ドメインオーソリティが高いほど、より多くのキーワードで検索に引っかかるようです。

ドメインオーソリティーと検索キーワード

Ahrefs’ SEO Metrics: What They Mean and How to Use Them

つまり、被リンクを得ることは、次のような好循環を作ると考えられます。

  1. 質の良いコンテンツを作る
  2. そのページには質の高い多くのリンクが集まる
  3. 一部のページが評価を受けると、その他のページにも良い影響がある
  4. サイト全体のページの検索順位が上がる

このことは内部リンクとリンクジュースを理解することで、なぜそうなるのかがわかりますので、次の記事も合わせてご確認ください。

関連:リンクジュースを渡さない?SEO効果を得るには発リンクを減らす方が良いのか

被リンクが重要だとわかったところで、品質が高い被リンクを獲得する方法を以降の章で見ていきましょう。

2章 質の高いリンクを見つける方法

被リンクを構築すると、次の2つのどちらかが起こります。

  1. 質の高い被リンクを構築した場合
    安心して、Google検索のトップに表示されるのをただ待つだけです。
  2. 室の低い被リンクを構築した場合
    何が起こったのかを知るよりも早く、検索順位が下がります。

それでは、「質の高い被リンク」と「質の低い被リンク」とはなんでしょうか?

ページのオーソリティ(Page Authority)

ページのオーソリティが高いページからの被リンクを獲得することは大きなSEO効果があり、検索順位に大きな影響を与えます。

オーソリティとは、SEOを専門に扱うMozが定める指標で、被リンクの質や数、リンクしたサイトの信頼性などから決まる、ページやドメインの強さのことです。先ほど説明したように、Googleが扱っているものではありません。

このオーソリティを多く持っているページからの被リンクほど、あなたのページは高く評価されます。そして、そのようなリンクを多く集めれば、検索結果の上位に表示されることになります。

ページ・オーソリティ(Page Authority)は次の方法で確認できます。

Link Explorer
オーソリティの強さや被リンクの数などのデータを詳細に表示してくれるツールです。Mozの無料アカウントを作成すると使えます。

MOZ Link Explorer

MozBar
Chrome拡張機能です。インストールするとページ上部や検索結果にオーソリティを表示してくれます。こちらもMozの無料アカウントを作成すると使えます。

MozBar

ドメインのオーソリティ(Domain Authority)

ページごとにオーソリティがあるように、Webサイト全体(ドメイン)にもオーソリティもあります。これもリンクの品質が影響します。

例えば、無名ブログからの被リンクよりも、Yahoo!ニュースのような大手サイトから被リンクを獲得する方が高く評価されます。このようなリンクを獲得するのは難しいですが、獲得する努力をする価値があります。

yahooのドメインオーソリティ

逆に、質の低いサテライトサイトからメインサイトに向けてリンクを貼ることは効果がありません。

被リンクは良いコンテンツに対しては自然に集まるものなので、オリジナリティがあり、役に立つ情報で、話題性のあるコンテンツを作ることを心がけましょう。

ドメイン・オーソリティ(Domain Authority)は、ページ・オーソリティと同様にMozが定める指標です。Link ExplorerMozBarでドメイン・オーソリティの強さを確認できます。

サイトの関連性

ページ・オーソリティ、ドメイン・オーソリティが高いページ/サイトから被リンクを得ることが重要だとわかりました。しかし、それだけではなくページ間の関連性も重要です。

例えば、今読んでいただいているこのページは被リンクを獲得する方法(リンクビルディング)について書いた記事です。このページにリンクしてくれるページまたはサイトが、被リンクやSEOに関するテーマであれば、ページ間に関連性があるリンクですので価値のある被リンクだと言えます。

しかし、何を間違ったのかゼルダの伝説(主人公がリンク)やビル建設に関連するページからリンクをもらったとしても、関連性がないので価値はありません。

ページ間の関連性

リンクの挿入位置

リンクは、本文中に埋め込まれたものの方が価値があります。特に、テキスト形式のアンカーテキストによるリンクであればなお良いです。

これは、先ほど説明したページ間のリンクの関連性を示せるためです。

例えば、「ブログ記事のタイトルの付け方を紹介した記事があります」という形でタイトルの付け方に書いた記事へのリンクを貼ると、クローラーはそのページがタイトルの付け方に関連する記事だと認識しますので、関連性が高まります(もちろん、タイトルをそのままアンカーテキストにするのもOKです)。

これは、ユーザーが求めているテーマのコンテンツにアクセスしやすくしすることを助けますので、そのような目線でリンクを貼ればうまくいくはずです。内部リンクの場合には自分自身がリンクの貼り方をコントロールできるので、手を抜かずにしっかりとリンクを貼るべきです。

一方で、サイドバーやフッターなどに埋め込まれたリンクのように、各ページに共通して存在するリンクにはそれほど価値はありません。これはサイトワイドリンクと呼ばれるもので、どのようなサイトにもあるリンクですからペナルティを受けるものではありません。

関連:サイトワイドリンクにSEO効果はない?Googleの評価とペナルティを調査

リンクの共起語

テキスト形式のアンカーテキストでリンクを貼ることは良いことですが、より関連性を高めるために「リンクの共起語」についても考えてみてください。

共起語とは、あるキーワードを含む文章の中に、一緒に出てくる関連キーワードのことです。例えば、「被リンク」という言葉を含む文章の中には、「SEO」「獲得」といった言葉が含まれるのは自然なことです。逆にこれらの言葉が含まれるからこそ、どのようなテーマで「被リンク」のことを説明しているのかわかります。

被リンクの共起語

つまり、共起語とはユーザーが検索するときに使うキーワードの組み合わせになる可能性が高いものです。共起語を適切に入れることで検索エンジンにより明確なテーマを伝えるとともに、ユーザーの検索意図にあった検索結果が表示されるようになります。

共起語は次のようなツールで確認できますので、SEOの分析に活かしてください。

自然に貼られたリンクか?

ページの内容が評価されて、他のページから自然に貼られたリンクであれば、それは素晴らしいものです。

しかし、不自然なリンクの場合には検索結果の順位に悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。品質に関するガイドライン「リンク プログラム」によると、一例として次のようなリンクの貼り方は不自然なリンクとみなされる可能性があります。

  • 他のサイトに配布される記事やプレス リリース内の最適化されたアンカー テキスト リンク
    →例えば、PRTIMESのようなプレスリリースの配信は依頼できるサイトを利用して、自分のサイトに向けてアンカーテキストリンクを貼ることです。
  • さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
    →例えば、配布したWordPressテーマのフッターにリンクを埋め込むことです。ただし、そのテーマの紹介ページや作成者のサイトであれば、関連性があるページなので問題ないでしょう(nofollow設定がより望ましいです)。
  • フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク
    →例えば、コメントの中で「〇〇.comを運営する太郎」という署名のような不自然なリンクを埋め込むことです。

これらすべてが不自然なリンクとみなされるわけではありませんが、被リンクを増やすための不自然かつ過剰な方法はペナルティを受ける可能性があることは覚えておきましょう。

ゲストブログからのリンクか?

ライターを募集しているブログへ投稿することをゲスト投稿・ゲストブログと言います。

このゲストブログを利用することで、外部サイトの読者が自身のサイトに訪問してくれることを期待できます。また、露出を増やして自身のブランド力を高める方法としても知られています。

ここで気を付けたいのは、スパムと判断されないようにすることです。

  • 金銭的な支払いが絡む記事の公開
  • 関連性のないアンカーテキストリンクを自身のサイトに向けて貼る
  • ゲスト投稿の公開のみが目的のサイト

一般的に、これらはスパムとみなされる行為です。しかし、安心してください。元Googleのマット・カッツはSEOのみを目的としたものでなければ問題ないと述べています。

ゲストブログを行うことは、正当な理由が多くあります(露出、ブランディング、アクセス増加、コミュニティ)。これらの理由はGoogleが存在するよりも前にはあったことで、これからも続くだろう。そして、ゲストブログには素晴らしい高品質な投稿をする人がいます。そのため、「”SEOのため”のゲストブログはスパムとなる可能性がある」と改めます。

Matt Cutts: “Stick A Fork In It, Guest Blogging Is Done”

ゲストブログを利用することはアクセス増加につながりますが、被リンクを得ることは目的にするべきではないかもしれません。

可能であれば自身のサイトへのリンクにはnofollowを付けてもらうのが望ましいです(しかし、安心してください、nofollowでもSEO効果はあります)。

ゲストブログは、あくまでアクセスを集める入り口として活用して、質の高いコンテンツを読んでもらい、そこから自然に被リンクが集まることを期待するのがゲストブログとの良い付き合い方です。

NofollowとDofollow

aタグにrel=”nofollow”を追加すると、リンク先にページ評価であるリンクジュースを渡すことを無効化できます。そのため、多くの場合はnofollowのリンクにSEO効果はないとされています。

フォローなし:<a href=”https://yokonoji.work/” rel=”nofollow”>
フォローあり:<a href=”https://yokonoji.work/”>

しかし、nofollowがSEOに効果があるという検証記事があります。

その検証とは、「backlink software」というワードで検索結果の上位を取るために、多くのSEO専門サイトからnofollowのリンクを購入することでした。そのリンクのすべては「backlink software」というアンカーテキストです。

<a href=”https://sample.com/” rel=”nofollow”>backlink software</a>

その結果、20位ほどだった順位は急上昇して、3週間で1位になっています。

nofollowリンクはSEO効果がある

Search Console ヘルプにあるように、nofollowは次のような目的で付けることを推奨されています。

  • 信頼できないコンテンツに評価を渡さないため
  • 広告掲載のような有料リンクだと示すため
  • ログインページなどクロール不要なページを指定して他のページのクロールを優先させるため

しかし、だからといってSEOに効果がないとは明記されていません。nofollowのリンクがSEOに効果があるという検証結果から、Googleのクローラーはリンク先ページの内容やページ間の関連性を把握した上で、適切な評価を与えていると考えられます。

3章 コンテンツマーケティングで一流のリンクを取得する方法

素晴らしいコンテンツであることは、多くの被リンクを獲得できる一つの要因です。しかし、単にコンテンツを公開するだけではリンクは集まりません。

ここでは、リンクを集めるのに効果的な4つのコンテンツを紹介します。

リンクを取得する4つのコンテンツ

視覚化したコンテンツ

次のような、視覚的に状況や情報・データを確認できるコンテンツは、リンクを集めやすいです。

  • 画像
  • グラフや表(ダイアグラム)
  • インフォグラフィック

例えば、あなたがある2つのデータを比較するためのグラフを作ったとします。そのグラフを見ればデータの違いが一目瞭然なので、多くの人はそのグラフを引用して自分のサイトで記事を書きます。

その結果、関連性のあるページから多くの被リンクを獲得することができます。おそらく、テキストでデータを並べただけではほとんど効果がないでしょう。

被リンクを獲得できるのであれば、積極的に情報を整理した画像を使いたくなります。そんなときは、次のツールを使ってみてください。すべて無料で利用可能です。

グラフィック作成ツール

Canva(貴重な日本語表示のサイト!フォントにきれいな日本語を指定できます)

Easelly

Eegraph

Infogram(おすすめ)

Piktochart

Venngage

vizualize.me

Visme

draw.io

Cacoo

リスト化したコンテンツ

〇〇するための10の方法

このような、方法や理由、ツールをリスト化して紹介したコンテンツにはリンクが集まりやすいです。

このサイトの記事で言えば、「キーワード診断、スコアチェックなど SEO対策で使える無料ツールを集めました」がリスト化したコンテンツに当たります。

BuzzSumoとMozが100万件の記事を分析した結果によると、リスト化したコンテンツ(List post)には、平均で6つのドメインからの被リンクがあったようです。

リストコンテンツの被リンク数

また、SNSでのシェアも多いため、「リスト化したコンテンツ」は被リンクを集める方法として是非とも実施したい方法です。

シェア数や被リンク数は、BuzzSumoのツールを使えば、簡単にチェックできます。

独自の研究とデータ

独自の調査により新たなデータや情報を提供するコンテンツは価値があるため、リンクが集まります。

実際、先ほど紹介したBuzzSumoとMozの調査結果は素晴らしいものなので、多くのリンクとシェアを獲得しています。

Moz調査結果のリンク数

しかしながら、プロレベルの調査だけが独自の研究というわけではありません。

例えば、「重複コンテンツとは?SEO対策のためにカテゴリー,タグ,アーカイブのnoindexは必要か」の記事は、カテゴリー,タグ,アーカイブをnoindexにすることでSEO効果があるのか疑問に思い書いたものですが、実際にnoindexした場合のデータを取ることは独自の研究となります。

調べた情報をまとめるだけではなく、それらに対して実験をしてみたり独自の考えを示すことで独自性を高めたいですね。

詳細で網羅されたガイド

あるテーマについて情報を詳細に網羅すると、注目されるコンテンツとなります。完全版のガイドブックとして、そのコンテンツはあらゆるページからリンクが集まるでしょう。

冒頭で紹介したLINK BUILDING FOR SEO: The Definitive Guide (2019 Update)(SEOのためのリンク構築:最も信頼できるガイド(2019年版))は、5000を超える被リンクと1万を超えるSNSシェアを獲得しています。

SEOリンクビルディングの完全ガイド

複数ページから1つのページへのリダイレクトはOK!1箇所にまとめて上位表示を狙おう」では、個別に書いた記事を同じテーマの1つの記事にまとめる方法を提案しました。情報が一箇所に集約されていることは、分散して存在するよりもSEOに効果的ですから参考にしてください。

 

この章でリンクされるのにふさわしいコンテンツの形が分かりましたので、次の章ではリンクを獲得する方法を確認していきましょう。

4章 電子メールを利用して強力なリンクを獲得する方法

ホワイトハットSEOで被リンクを取得する方法として、電子メールは有効です。この章では、メールを送る相手の見つけ方とメールの書き方をご紹介します。

リンクしてくれる可能性が高い人を探す

リンクしてほしいページの内容に興味がない人にメールを送っても意味はありませんので、リンクすることに興味がある人を探します。

その方法は、リバースエンジニアリング(競合ページの解析)です。

メールを送る

ある検索キーワードでトップに表示されるページには、他の多くのページからのリンクが集まっています。これらのリンクを貼っているページの作者は、あなたが書いた「検索結果1位を取る自信があるコンテンツ」にも興味を持ってくれるはずです。

そのような人を見つけてメールを送れば良いのです。

例えば、「被リンク 獲得」というキーワードで検索して、検索結果の最初のページのURLを取得します。

被リンク獲得の検索結果トップ

 

もしキーワード選定に困ったら「Keyword Tool」を使ってみてください。検索ボリュームやトレンドを知ることができます。

URLを取得したら、ahrefsの「Backlink Checker」に入力してください。このツールは、かなり正確に被リンクをチェックしてくれます。

バックリンクのチェック結果

被リンクページを確認したら、2章「質の高いリンクを見つける方法」を参考に効果的なリンクが得られそうなページを抽出して、そのサイトの作者にメールを送りましょう。

メールアドレスを探す

まずは「お問い合わせ」のようなコンタクトフォームを探してみましょう。多くの場合はメニューバーやフッターにお問い合わせリンクがあるはずです。コンタクトフォームが整備されていないために、連絡が取れないということはほぼないと思います。

その他の方法として、サイトドメインと同一のドメインを持つメールアドレスを探す方法があります。

Hunter.ioを使えば簡単です。このツールにURLを入力すると、サイトのドメインと同一のドメインを持つメールアドレスを探し出してくれます。gmailなどのアドレスは抽出してくれない点にご注意ください。

hunterでメールアドレスを抽出

名前入りでメール本文を送る

リンクを獲得するために多くのメールを送る必要があるので、定型文を使用します。しかし、自動送信のような本文にはならないように注意してください。

これはメール本文の一例です。

こんにちは、【名前】さん。
【トピック】についてコンテンツを探していて、あなたの記事【記事のタイトル】を見つけました。
これはとても良かったです!特に【記事の内容】が興味深かったです。
私はちょうど【トピック】について、新しい記事【書いた記事のURL】を書きましたので、あなたが引用している他のページと同じようにお役に立てるかもしれないと思いました。読んでいただければ嬉しいです。
いつも役立つ記事をありがとうございます。これからの記事も楽しみにしています!

【あなたの名前】

定型化しつつも、しっかりと個人に向けたメッセージであることが伝わると思います。このようなメールは、味気ない自動メールよりも反応が良くなります。

5章 ブラックハットなリンクビルディングに注意

被リンクを構築するにあたって、ブラックハットな手法がどんなものかを把握することは重要です。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の内容を守っていない場合、Googleからペナルティを受ける可能性があります。

ブラックハットも程度によるので、その手法を取り入れるかはあなた次第です。しかし、最も怖いのは、知らないうちにそのような手法を使ってしまうことなので、注意すべき点を簡単に確認しておきましょう。

Google Penguin(ペンギン・アップデート)

Googleペンギンとは、ブラックハットSEOを取り入れたサイトを取り締まり、ランキングを低下させるアルゴリズムです。「品質に関するガイドライン」に該当するスパム行為がないかリアルタイムに監視しています。

Googleペンギンによるペナルティを受けないようにするには、「完全一致のアンカーテキストリンク」を過剰に使用しないことです。ただリンクを増やせば上位表示できたのは昔の話です。

  • 完全一致のアンカーテキストリンク
    対策キーワードをそのままアンカーテキストに使用したリンク
  • 部分一致のアンカーテキストリンク
    対策キーワードの一部がアンカーテキストに含まれるリンク

ただし、完全一致のアンカーテキストリンクがSEOに効果がないわけではありません。ahrefsの調査によると、Googleペンギンが導入された今でも完全一致のリンクは有効です。部分一致のリンクよりも検索結果の順位と強い相関を持っています。

完全一致と検索ランキング

完全一致のアンカーテキストリンクは過剰に使用しないようにしつつも、関連性を示せる適切な箇所で使用するのが良いでしょう。

ちなみに、ペンギンとは別のGoogle Panda(パンダ・アップデート)は、価値のない低品質なサイトのランクを下げるためのアルゴリズムです。

手動による対策と不自然なリンク

手動による対策(手動ペナルティ)とは、Googleの担当者が目視でページの審査を行った結果、必要であれば検索結果の順位を下げたり、インデックスから除外する対応のことです。

金銭と引き換えのリンク、隠しテキストリンク、テキストとリンク先に関連性がないなど、不自然なリンクが見つかると審査が行われます。SEOのみを目的としたこれらのリンクは避けてください。

チェックされる点は「品質に関するガイドライン」記載がある項目と同じと考えて良いでしょう。

手動ペナルティはGoogleペンギンアルゴリズムとは違って、改善すれば再審査のリクエストが可能です。

6章 3つのバックリンク構築術

被リンクを獲得するための、世界で実証されている3つの方法を紹介します。

リソース ページ リンクビルディング

リソースページとは、特定のテーマに関する有益なコンテンツのリンク集ページです。

例えば、このようなページです。

図書館リンク集

関連キーワードについて、このようなページを見つけてリンクしてもらうのがリソース ページ リンクビルディングです。

まずはリソースページを探しましょう。

Googleで次のような検索をすると、関連するリンク集が見つかる可能性があります。

【キーワード】 + 【リンク集】
【キーワード】 + inurl:link or inurl:links

リソースページを見つけたら、リンクしてもらう価値があるのか確認します。

そのページのURLをBacklink Checkerに入力して、URL ratingをチェックしてください。目安として、URL ratingが10より大きければ悪くありません。なぜなら、71%ものページはURL ratingがが10以下だからです。

URL rating

そのページは本当にリンクしてもらうべきページですか?

被リンクはページ間の関連性が高いほど効果があります。リンク集がカテゴリー分けされたものであれば、よりテーマに合ったカテゴリーがないか探してみましょう。

適切なリソースページを見つけたら、連絡を取りましょう。

4章で紹介したメール本文のように、個人ごとに内容が違うパーソナライズされたメールを送ります。

件名:【相手のウェブサイト名】についての質問
こんにちは、【名前】さん。
私は、【トピック】についてのコンテンツを探していたところ、リンク集【URL】を知りました。
このリンク集はとても役立つもので、【リンク先のページタイトル】という良いページに出会いました。
ちょうど私も【トピック】に関して【簡単な説明】というコンテンツを作っていますので、よかったら確認してください。
あなたのリンク集に追加されるほど役立つページであれば嬉しく思います。
素晴らしいページが集まったリンク集を作ってくれてありがとうございます。

リンク切れを利用したリンクビルディング

この方法はリンクすることを要求するのではなく、他人のWebサイトのリンク切れを指摘して代わりに自分のページにリンクしてもらいます。相手の役に立つ方法ですので、積極的に行うことができます。

まず、リンク切れをチェックするツールをインストールします。

これらのツールを使えば簡単にページ上のリンク切れを見つけることができます。100%の精度ではないので、2つを使ってチェックすると良いかもしれません。

多くのリンクがあるページを探します。

ページにリンクが多いと、そのうちのいくつかはリンク切れになっている可能性があります。例えば、先ほど紹介したリンク集はまさにそのようなページです。

リンク切れをチェックします。

チェックするのに適したページを見つけたら、インストールしたツールでリンク切れを特定します。

リンク切れチェックツール

リンク切れを見つけたら、サイト運営者に教えてあげる。

もちろん、代わりのページとして、あなたのコンテンツを売り込むことをお忘れなく。メールは、これまでに紹介したようにパーソナライズした本文にしましょう。

また、Backlink Checkerを使って、リンク切れURLにリンクしている他のページを見つけてください。それらすべてのページが、あなたのページにリンクしてくれる可能性を持っています。

リンク切れページと同様の内容のコンテンツを持っていない場合は、Wayback Machineウェブ魚拓を利用して、リンク切れページのアーカイブを探すのも1つの手です。

アーカイブを参考に、リンク切れページの代わりとなるコンテンツを作れば、そのページにリンクしてもらうことが可能です。

スカイスクレイパー・テクニック

スカイスクレイパー・テクニックとは、直訳すると「超高層ビル・テクニック」になります。これは、既に検索結果の上位に存在するページよりさらに価値を積み上げる手法だからです。

スカイスクレイパーテクニック

3章で紹介したように、インフォグラフィックを使ったり、独自データを加えたり、さらに情報を網羅することで、既存の検索結果上位ページに勝つことが可能です。

そのような優れたコンテンツには、高いオーソリティーを持ったサイトがリンクする可能性がありますし、多くのサイトから自然にリンクが集まるのでSEOに効果的です。

こちらはスカイスクレイパー・テクニックを提唱するBrian Dean氏の動画です。英語ですが、日本語字幕付きにしてぜひ視聴してください。スカイスクレイパー・テクニックでやるべきことがわかります。

次の章では、スカイスクレイパー・テクニックで成功した実例をみてみましょう。

7章 スカイスクレイパーの成功事例

事例1 オーガニック検索トラフィックが194.1%増加

Julie Adamsのブログ「Our Beautiful Planet」はトラフィックを増やすことに苦戦していましたが、スカイスクレイパー・テクニックを使用してトラフィックを194.1%増加させました。

Julieは素晴らしいコンテンツを公開していましたが、「どんなに素晴らしいコンテンツでもリンクは集まりませんでした」と述べています。

そのため、スカイスクレイパー・テクニックを試すことにしました。そうしてできたのが「Facts About Mars: Life On The Red Planet(火星についての事実:赤い惑星での生活)」です。

Facts About Mars

Julieは記事を公開してただリンクされるのを待つのではなく、メールを使ったリンク掲載の交渉を行いました。その結果、大手メディアサイト「The Mysteries of Mars」からバックリンクを得ることに成功しています。

The Mysteries of Marsからの被リンク

このリンクは権威あるサイトからのもので、かつ関連性があったため、トラフィックが194.1%も増加するほど強いSEO効果がありました。

194perトラフィック上昇

CHAPTER 7: Incredible Case Studies_Case Study #1

Julieはスカイスクレイパー・テクニックがうまくいったことについて、次のように言っています。

リンクを構築するのと同じくらい、関係を構築することが重要です。
コンテンツが存在することを知らない限り、人々はそのコンテンツにリンクしません。

事例2 リンク切れを利用したリンクビルディングの成果

スカイスクレイパー・テクニックの提唱者Brian Deanは「6章 3つのバックリンク構築術」で紹介した、リンク切れを利用したリンクビルディングを実施しました。

Check My Linksを使ってリンク切れを見つけると、次のようなメールを送りました。

リンク切れへのメール

こんにちは
あなたの素晴らしいSEOチェックリストに出会ったとき、私はSEOに関する情報を探していました。
素晴らしい!

私はあなたがバイヤーペルソナを利用してキーワードリサーチを始めることをおすすめするのが特に好きでした。 多くの人は、顧客が何を検索しているのかを知る前に、キーワードリサーチツールを使うことから始めます。

しかしながら、うまくいかないようなリンクがいくつかありました。 私が書き留めたリストをあなたに転送させてください。

ブライアン

個人宛の内容になっていることを確認してください。

相手から返信があったとき、Brianは「リンク切れのURL」と「代わりになる自身のコンテンツのURL」を送りました。多くの人はその提案に満足したようです。

ブライアン、お世話になっています。
私はブログ記事に、アンカーテキスト「SEOツール」であなたのガイドを追加しました。

事例3 グラフィックを使ってファーストページにランキング

Rich Edwardsは次のインフォグラフィックをサイトで公開しました。

インフォグラフィックでランキング

ほとんどの人は、インフォグラフィックを作ってもリンクされるのを待つだけです。

しかし、Richは優れたインフォグラフィックは高品質な被リンクを獲得できると知っていたので、多くのテック系サイトにメールで連絡を取りました。

その結果、検索結果に画像が表示されたり、1位のページからも引用されています。

iphone 8 infographic

事例4 ECサイトでのリンクビルディング

運営するECサイトへのリンクを集めることは簡単ではありません。商品ばかりが掲載されたECサイトにリンクしたい人はいないからです。

しかし、Matt Lawryは、スカイスクレイパー・テクニックを使って被リンクを集めるためのコンテンツを作るべきだと気付きました。

そうして出来たのが、ジン(お酒)の詳細ガイドです。ジンの歴史をわかりやすく紹介するインフォグラフィックも利用しています。

ジンの歴史

もちろん、リンクされるのを待つのではなく、関係する人たちにメールを送っています。その結果、グーグルオーストラリアで2位にランクインしたので、売上アップが見込まれます。

8章 さらに高度なリンクビルディングのヒント

リンク開拓で被リンクを獲得

誰かがあなたのサイト名(ブランド名)について記述していても、リンクを貼ってくれていない場合があります。そのような箇所を修正して、リンクを貼ってくれればありがたいことです。

サイト名へのリンク

そのようなリンクを得られる機会を見つけるには、自身のサイト以外でサイト名(ブランド名)が書かれたページを見つければ良いので、Googleで次のようなパラメータを利用した検索を行ってください。

サイト名 -site:ドメイン(例:よこのじ.work -site:yokonoji.work)

画像検索で被リンクを獲得

インフォグラフィックやグラフなどの画像を公開している場合、おそらくリンクなしにその画像を使っているページがあります。

そのようなページもまたリンク獲得の機会となりますので、あなたの画像を使っているページを見つけましょう。

その方法は簡単です。Google画像検索であなたの画像を使って検索してください。

午後にメールを送る

メールを送ってリンクすることを提案・交渉する場合、そのメールは午後に送るべきです。午前中に送った場合、相手のメールボックスには他の多くのメールが届いているためです。

SuperOfficeの記事optinmonsterの記事など、情報源により開封率が高い時間帯のデータに違いがありますが、概ね、午前10時から午後3時の時間帯の開封率が高いというデータがあります。企業が相手か個人が相手かによっても変わると思いますが、10:00~15:00までにはメールを送るのが良さそうです。

時間別の開封率1

時間別の開封率2

また、曜日によっても開封率が変わってきますので、参考にしてください。

曜日別の開封率

概念、アイデア、戦略の視覚化

こちらはBACKLINKOのBrianが紹介している、ブログ記事本文に必要な要素を説明した図です。

APPメソッド

これはAPPメソッドと名付けられた、記事の書き出しの流れのテンプレートとして紹介されているものです。

  • Agree:閲覧者が同意するような考えや説明を示します。
  • Promise:考えや説明が正しいことを約束するデータや証拠の一部を示します。
  • Preview:記事を読んで何ができるようになるのか、何を知ることができるのかを事前に示します。

この説明をテキストで行うだけでは、共有されることは難しいです。そのため、アイデアやHow toも図にして示すことが重要です。これにより、他のブロガーがアイデアを広めてくれる可能性が高まります。

コンテンツの公開前にメールを送る

4章でメールを使ってリンクを求める方法を紹介しました。しかし、コンテンツの公開後に一回のメールで必要なことをすべて伝えるのではなく、2回に分けるのも一つの手です。

これにより、何らかの不具合でメールが届かずに読まれないということを回避することができます。

また、メリットはもう一つあります。メールを送る際は個人宛てのパーソナライズされた本文にすることを紹介しました。これを行うには相手のコンテンツをしっかりと読む時間が必要です。

2回に分けてメールを送る方法であれば、メールが返ってきてからそのようなパーソナライズされた返信をすれば良いので、読んでくれない相手のために時間を掛ける必要がなくなります。

ポッドキャストでインタビューを受ける

ポッドキャストでインタビューを受けることも被リンクを増やす方法として利用できます。今の時代ならYouTubeを利用するのも良いでしょう。

BACKLINKOのBrianはSEOの専門家としてポッドキャストに出演しました。その結果、次のようにリンクを獲得しています。

ポッドキャストによる被リンク構築

外部サイトにライターとして記事を投稿することで、自身のサイトにリンクを貼る方法もありますが、充実したコンテンツを作るのには多くの時間がかかります。

その点、ポッドキャストであれば持っている知識をしゃべれば良いので、それほど手間がかからないのがメリットです。

リンク交差(Link Intersect)でリンクの可能性を見つける

リンク交差(Link Intersect)とは、競合ページにはリンクしているのに、あなたのページにはリンクしていないページを見つけることです。

あなたが作ったコンテンツがそれらの競合と競えるクオリティを持っているのであれば、試す価値があります。AhrefsのBacklink Checkerを使い競合ページにリンクしているページを特定して、リンクを依頼するメールを出しましょう。

AhrefsのLink Intersectツール(有償)を使う方法もあります。

リンクターゲットの管理リストを作る

リンクしてくれる見込みのある、オーソリティの高いサイトを見つけるのは大変です。そのため、そのようなサイトをリスト化しておくのは良い方法です。

「おすすめ サイト ○選」という形であるテーマのサイトを紹介するページを見つけてください。そのサイトがオーソリティが高いのであれば、リンクしてもらえたときに大きなSEO効果が得られます。