【Gold 2.0】ビットコインは金(ゴールド)より優れたデジタルゴールド

よこのじ(@yokonoji_work)です。

ビットコインは証券ではないと認められており、原油や貴金属などと同じコモディティ(商品)として扱われています。そのビットコインは、金(ゴールド)と共通する性質を持っていると評価されています。

古代より装飾品として使われてきて約8000年の歴史を持つ金(ゴールド)とどちらが優れているのか、という検証は多くありますが、実際のところどうなんでしょうか?

今回はその検証結果のひとつを見てみたいと思います。

Bitcoin(ビットコイン)VS Gold(ゴールド)

IS BITCOIN GOLD 2.0?eBookによると、ビットコインと金(ゴールド)が共通して持つ性質には次のようなものがあります。

  1. Durability(耐久性)
  2. Portability(携帯性)
  3. Divisibility(分割可能性)
  4. Fungibility(代替性)
  5. Limited Supply(限られた供給量)
  6. Acceptability(受容性)

これらの性質について、それぞれビットコインと金(ゴールド)のどちらがより優れているのか、その検証内容を見てみましょう。

Durability(耐久性)

金(ゴールド)は約8000年も前に発見されてから、今日までずっと使われてきました。それは、他のほとんどの元素と反応することがないので、酸化や変色をせずに状態を保つからです。金の採掘者や投資家は、金(ゴールド)が劣化することを心配する必要がないのです。

ビットコインは、発行済のすべてがブロックチェーン上に存在します。そして、すべてのビットコインには検証可能な履歴が残っています。その履歴であるブロックデータは世界中の、少なくとも10,000を超えるコンピュータに保持されています。

ビットコイン ノード

参考:Coin Dance Bitcoin Nodes Summary(黒線は全クライアントを合計したノード数の推移です)

分散化されたビットコイン ネットワークをたとえ一瞬でも中断させるのに必要なコンピュータ パワーは、世界の上位500台のスーパーコンピュータを合わせたものを超えます。そのため、ビットコインの耐久性に問題があると主張することは無意味なことです。

参考:TOP500 -Wikipedia

しかし、できる限り堅牢ではあるべきです。人間は金(ゴールド)のような物的な資産を持つことを数千年も経験していますが、デジタル資産を持つことについては50年も経験していません。

今のところは、圧倒的な実績を考慮すると金(ゴールド)の方が耐久性を持っていると言えるでしょう。

金(ゴールド)の融点は1064℃です。住宅火事の場合には1000℃を超えることもあるので溶けてしまう可能性があることは覚えておいても良いかもしれません。

なぜ耐火が必要か? ~安全な生活を営むために~

Durability(耐久性)については、金(ゴールド)の勝ちです。

Portability(携帯性)

もし高級車を購入しようとしたときに、どうやって支払いをするでしょうか?クレジットカードや小切手を利用することは方法のひとつとして考えられるかもしれません。

しかし、金(ゴールド)で支払いをすることは困難でしょう(受け付けてくれたとしても)。

1kgの金(ゴールド)は480万円ほどです。2000万円近い車を買うのには、4kgが必要となります。力に自信がないとしても持ち運ぶのに苦労はしないでしょう。しかし、金(ゴールド)をかばんに入れて街を歩いていくことは、安全と言えるでしょうか?

それから、金(ゴールド)が本物であるかの問題があります。支払われた金(ゴールド)を受け取っても、それはただの金メッキの偽物であるかもしれません。このようなリスクに対抗するためには、重量や純度などをプロにより鑑定する必要があります。

さらには、金(ゴールド)を保管するためのセキュリティを確保するのにもコストがかかるでしょう。換金する手間もかかります。

一方、ビットコインは対極にあり、物理的な財布でさえも必要ありません。インターネットに接続してウォレットにアクセスするだけです。ブロックチェーンがトランザクションを記録しますので、信頼性とセキュリティについては疑問の余地がありません。

ビットコインでの送金は簡単に行えて換金するまでの保持期間が短くて済みますので、為替リスクを避けることができます。誰からの許可も必要せずに国境を超えて資産を送信できることは、強い携帯性を持っていると言えます。

Portability(携帯性)については、ビットコインの勝ちです。

Divisibility(分割可能性)

金(ゴールド)は分割可能ですが、それを行うには熟練した金細工職人のスキルが必要です。1gにまで分割が可能で、その日の価値にもよりますが1gはおおよそ4800円です。

その1gを持って居酒屋に行き、軽く飲んで3000円だったとしましょう。金(ゴールド)の最小単位は1gなのでピッタリ支払うことは不可能です。1800円分は気前のいいチップということになるかもしれません。

そのため、金(ゴールド)を通貨として利用することは、現実的な選択ではありません。

一方、ビットコインは最大で1億分の1に分割できます。この最小単位は「Satoshi」と呼ばれ、1 Satoshi=0.00000001 BTCとなります。

また、ビットコインを分割するのは、金(ゴールド)とは違って簡単です。分割可能性については、比べるまでもないでしょう。

Divisibility(分割可能性)については、ビットコインの勝ちです。

Fungibility(代替性)

通貨は標準化された値を持ちます。あなたが持つ1円は、他の1円と同じ価値があります。

一方、金(ゴールド)には、その価値に影響を与える様々な要因があります。

  • 純度
  • 鋳造元
  • 重量
  • 寸法

また、金貨はプレミアム価格を持つため、重量以上の価格となります。これについては、特別な刻印がされた硬貨でも起こりうることです。

さらには、他の種類の金属を使った偽造の可能性も考える必要があります。

金(ゴールド)と比べると、ビットコインは確固たる安定性があります。ビットコインには純度や重量による変動はありませんし、デザインで価格が変わることもありません。

すべてのビットコインは同じ価値があり、マイニングされたコインはブロックチェーンに記録されていて信頼できるものです。偽造の可能性はありません。

ブロックチェーンの性質上、二重支払いや支払いの取り消しを引き起こすことは可能ですが、それを行うには莫大な計算能力を必要とします。それはビットコインが長い年月をかけて高い分散性を獲得してきたからです。これこそがビットコインの勝ちと言えるでしょう。

ビットコイン ハッシュレート

総合的に見ると、金(ゴールド)の価値は様々な要因の影響を受ける可能性があるため、ビットコインの方が優れた代替性を持っていると言えるでしょう。

Fungibility(代替性)については、ビットコインの勝ちです。

Limited Supply(限られた供給量)

金(ゴールド)の埋蔵量は2033年までに枯渇すると予測されています。

しかし、これらは既知の埋蔵量にすぎません。未知の鉱山が発見される可能性は十分にあります。また、技術的には「海水から金を抽出」「水銀から金をつくる」ということが可能なため、金(ゴールド)が量産される可能性は0ではありません。

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金(ゴールド)の供給は、上記のような理由や鉱山での事故やストライキにより変動する可能性があります。需要については、装飾品への利用、電子機器への利用、世界経済の不安など様々な要因が考えられます。

ビットコインの供給は、金(ゴールド)のように推測で語られるものではありません。発行上限は間違いなく2100万ビットコインであり、新たなコインが発行されるペースもはっきりしており、2140年に終了するという正確な予測が可能です。

そのため、ビットコインにおいて不明瞭な点は、どのような需要が発生するかという点のみです。こちらは金(ゴールド)と同様に世界のニュースの影響を受けることが同様にあるでしょう。

両者を比べると、限られた供給量がはっきりしているのは、ビットコインだと分かります。

Limited Supply(限られた供給量)については、ビットコインの勝ちです。

Acceptability(受容性)

金(ゴールド)を支払いで受け入れてくれるところは、ほぼないでしょう。金(ゴールド)での取引には、鑑定や保管、セキュリティのコストがかかるからです。

また、Divisibility(分割可能性)で述べたように、1g=4800円未満での支払いが困難なことも支払い方法として受け入れられない理由の一つです。

一方、世界中には82,000以上のビットコインでの支払いが可能なお店があります。Purseを介すことでビットコインでAmazonの商品を購入できますし、Dominos PizzaやPayPalなども含まれます。TenXのようなデビットカードのサービスが始動すれば、あらゆる店舗で支払いが可能になるでしょう。

Acceptability(受容性)については、ビットコインの勝ちです。

結果とまとめ

Bitcoin(ビットコイン)VS Gold(ゴールド)の結果をまとめると、ビットコインの圧勝となりました。

  1. Durability(耐久性):金(ゴールド)の勝ち
  2. Portability(携帯性):ビットコインの勝ち
  3. Divisibility(分割可能性):ビットコインの勝ち
  4. Fungibility(代替性):ビットコインの勝ち
  5. Limited Supply(限られた供給量):ビットコインの勝ち
  6. Acceptability(受容性):ビットコインの勝ち

Durability(耐久性)についても、ビットコインの耐久性が劣悪ということではなく、8000年の歴史を持つ金(ゴールド)の実績を考慮しての結果ですから、デジタルゴールドとしてのビットコインの能力の高さは注目すべきものだと感じます。

ビットコインは金(ゴールド)の時価総額を超えると予想されています。金(ゴールド)の時価総額を食いながら超えるのか、現在の850兆円を超えていくのかは分かりませんが、現在のビットコインの時価総額7兆円は低すぎると言えるのかもしれません。

世界から認められるデジタルゴールドになれるのか、期待して見守りましょう。

金を超えろ!ビットコイン!